2022年09月17日 09:54更新
佐渡市は9月、佐渡金銀山の世界遺産登録に向け観光客へのおもてなしを見直そうと日本航空株式会社とサービス教育に関する連携協定を結びました。現在、月に一度程度、現役の客室乗務員が来島して経験やノウハウを生かしたマナー研修などを行っています。
14日は佐渡市としても日本航空としても初めて、小学生を対象にしたおもてなしに関する講座が開催されました。午後に訪れた新穂小学校では5、6年生の31人が参加し、まずは「おもてなし」について学びました。
現役の客室乗務員でこの日講師を務めた日向(ひなた)れいさんは「おもてなしとは、ようこそ、ありがとうという気持ちを表現すること」「私たちにできるおもてなしとは、笑顔、あいさつ、相手の目を見て話すこと。このように対応された人がどんな気持ちになるか考えてみましょう」と話し、実際にその場でおもてなしを意識した実践も行いました。
次に日本航空の歴史や空港の仕事について話しました。日向さんが、客室乗務員の役目や普段から意識していることなどを説明すると、児童たちは興味深々に聞き入っていました。
最後には、日本航空の海外基地、シンガポールにいる客室乗務員とオンラインでの交流が行われました。
客室乗務員のトーマスさんからシンガポールの文化や食などを紹介された後、児童たちは手作りの資料を使い、佐渡の自然や芸能について紹介しました。
児童
「元気に挨拶することなどをこれからも意識したいと思いました」
客室乗務員 日向れいさん
「観光とは土地だけでなく人との出会いで魅力を感じ、また来たいと思わせることができる。おもてなしの意識をたくさんの人に持ってもらえたら」
この日は、ほか2校でも講座が開かれました。
佐渡テレビジョン
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