2022年09月16日 04:00更新

通称「ど根性雁木」、上越市大町5丁目にあった築100年以上の雁木が建て直され、新しい姿に生まれ変わりました。また同じ通りにもうひとつ、新しい雁木が建てられることになり工事が始まりました。

新しく建て替えられたのは上越市大町5丁目、旧今井染物屋の斜め向かいにあった通称「ど根性雁木」です。大きさはこれまでとほぼ同じ、長さおよそ5メートル、幅1.5メートル、高さは2.7メートルです。

「ど根性雁木」の呼び名は母屋が無いことに由来しますが、近所の人は、元の雁木は築100年以上は経っていたと話します。
 

大町5丁目町内会長 松倉康雄さん
「老朽化していた。危険度が高かった。住宅と繋がってない。筋交いなど沢山。雪も下ろさなくて良いかも」

さらに、大町5丁目では五ノ辻稲荷神社の向かい側で、もうひとつ新しい雁木の建設が今月14日からはじまりました。長さは8.2メートル。この雁木にも母屋は無く、現在、駐車場となっています。完成は、10月末の予定です。

大町5丁目では「ど根性雁木」の建て直しを含め、今年度、雁木改修など4件の工事が進められます。

工事費用は上越市の「まちなか居住推進事業補助金」を活用しています。

 松倉町内会長
「せっかく市が旧今井染物屋を整備しバテンレースや体験事業を実施。こことタイアップして、まちを再生したい。（江戸時代）下職人町だった大町5町目の復活ができれば」

大町5丁目では来年度も市の補助金を活用し、雁木や外観の改修を進めることにしています。