2017年08月22日 13:51更新
全国的に日照不足や長雨が農作物に影響を及ぼしている。上越地域でも稲刈りが始まるころだが、天候の影響はないのか、稲の生育状況について取材した。
上越市頚城区にある農事組合法人「蛍の里」。こちらでは、107haの水田で11品種の稲を育てている。気温が高く生育が早かった昨年は、早生品種の稲刈りが22日に始まった。今年はまだ様子を見ている状況だという。
稲の成長の良し悪しには、穂が出はじめる出穂(しゅっすい)から米の粒が成長する登熟(とうじゅく)期の気象条件が大きくかかわってくるという。
蛍の里では「ここ数日を見ても、雨が多いような天気で、稲の登熟の進み具合がさらに遅れ、稲刈りの時期をどうするか悩んでいる。しっかり登熟して品質の良い米に仕上げるためには日照は重要な要素」と話す。
蛍の里では、早生品種の酒米「五百万石」や、もち米の「わたぼうし」「コガネモチ」が色づき始めている。この後晴天が続けば、来週はじめには稲刈りが始まりそうだという。
なお、上越地域振興局によると、日照不足の影響で、上越地域は稲の生育状況が若干遅れている。例年に比べて2~3日遅れの、今週末から早生品種の刈り取りが始まる見込。
また日照不足で農作物も影響を受けている。農産物直売所あるるん畑によると、例年お盆のころに収穫の最盛期を迎えるナスや枝豆が、今ピークを迎えている。なお価格は安定しているということ。
※2017年8月22日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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