2022年09月02日 11:39更新
上越市内でそば店などを営んでいた株式会社「慶兆」(妙高市関川)が8月31日に事業を停止し、自己破産の申請をする予定であることがわかりました。負債総額はおよそ5000万円と見られています。
帝国データバンク上越支店によりますと、慶兆は2014年に創業。上越市内でそば店と食堂2店を運営していました。
そば処慶(上越市藤塚)
上越市藤塚にあるそば店「そば処慶」は、天ぷら食べ放題という特色をだし、好評を得ていました。一方、食堂は上越市藤巻の大型パチンコ店1階に「ロケット食堂」として、ステーキ食べ放題や、そば、とんかつなどを提供していました。このほか、上越市富岡にある大型ショッピングセンターのフードコートに2020年5月まで「ロケット食堂」を出店していましたが、契約満了により閉店。その後、2020年11月に同じ場所にステーキアンドラーメン店「レッドシアタター」を出店し、業務を拡大していました。
2019年5月期の年売上高はおよそ7000万円を計上していましたが、その後、新型コロナウイルスの感染拡大により営業時間の制限や来店客の減少などの影響を受け、2022年5月期の年間売上高はおよそ6000万円にとどまり、厳しい状況が続いていたということです。さらに、原材料価格の高騰が収益を圧迫し、先行きの見通しが立たなくなり事業継続を断念。今回の措置となりました。
県内の新型コロナウイルス関連の倒産は、今回を含めて55件になりました(2022年は22件目)。
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