2022年08月28日 00:00更新
上越市がお知らせやイベント情報を発信しているLINEアカウントの機能がより使いやすくなり、利用者が欲しい情報だけを受け取ったり、市に情報を提供できるようになります。
新しい機能では興味のあるカテゴリを登録しておくと、その情報だけを受け取れるようになります。手順はまず、アカウントの受信設定を選び、アンケートで生まれた年、性別、自治区ごとに住んでいる場所を入力します。
続いて「暮らし・安全」「福祉」「介護」「スポーツ」など13の分野の中から希望する情報にチェックを入れるだけです。防災や火災情報の「安全メール」や「入札情報」なども選ぶことができます。
上越市の公式LINEアカウントの登録者は現在約1万2000人です。これまで新型コロナの感染者数やイベント情報などを発信してきましたが、多くの情報をなかなか伝えきれない面がありました。
上越市広報対話課の井部友博さんは「本当は出したい情報がいっぱいあったが、通知が沢山来るなと嫌がられて、ブロックされるとその人に情報が届かなくなってしまう。市で必要な情報やタイミングを検討して最低限ということで配信していた。今までは逆に求めている人に詳細な情報が行っていなかったが、今後は希望する情報はより細かく送ることができる」と話します。
新しい機能ではこのほか、利用者側も情報を発信・提供できます。たとえばゴミ集積所での違反ゴミや不法投棄、道路の損傷などを見つけた場合、スマートフォンなどで写真を撮って、市に通報することができます。
井部さんは「市に道路陥没などを通報する場合、市民にも電話する手間がかかっていた。これからは写真を撮って位置情報を送ってもらえれば通報できる。強力で一番身近な媒体として今後も活用していきたいので、市民の方もぜひ登録を」と話しています。
上越市の公式LINEアカウントの新しい機能は今月31日から開始されます。市では1年後に現在の利用者の倍以上、3万6000人の登録を目指しています。
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