2022年08月28日 00:00更新
JCVの生活情報番組「すまいるone」。8月21日~8月27日の放送は「夏に食べたい!ひんやりスイーツ♪」後編です。まだまだ暑いこの時期に食べたい冷たいスイーツをご紹介します。
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【CAFE HAYASHI(カフェハヤシ)】
「CAFE HAYASHI」は上越名家の一つ、林富永邸の中にあります。林富永邸は明治16年、三和区神田で庄屋を務めていた富永家の分家である四代目富永護右衛門が高田藩の御林に建設した邸宅です。現在は上越市の文化財に指定されています。
母屋の南側と西側には杉苔を敷き詰めた枯山水の庭園が広がります。西側の杉林を切り開いた借景庭園は眼下に広がる水田を「海」、西頸城の岳や権現岳を「山」、水田に張り出した丘陸を「岬」に見立てています。四季折々で変化する風景もまた魅力です。
建物は、ほぼ建築された当時のまま、杉やケヤキの太い柱や梁が重厚感を与え、歴史の深さを演出しています。囲炉裏やかまどなどもそのまま残されていて、当時の生活を垣間見ることができます。
そんな林富永邸にはこの建物を活用したカフェが併設されています。それが「CAFE HAYASHI」です。庭園を眺めながら、落ち着いた時間を過ごすことができます。
オーナーの酒井里香さんはもともと長野県で料理教室を主宰していました。林富永邸は酒井さんのお父さんが育った家で、料理研究家をしていた酒井さんがそれを受け継いでカフェの営業を行っています。
こちらのカフェのでは酵食材を使ったスイーツを提供しています。季節ごとに旬の食材と発酵食品を組み合わせたオリジナルのスイーツです。
ほうじ茶ゼリーとみりんシロップ 単品550円、ドリンクセット 1100円
今年の夏のオススメは、カボチャを米麹と一緒に発酵させた発酵カボチャをのせたほうじ茶ゼリーです。お好みのドリンクとのセットもオススメです。
ほうじ茶の風味がしっかり感じられるつるっとした喉ごしのゼリーに、発酵させたカボチャとタピオカ、削ったココナッツミルクをトッピングしています。
もち米と米麹から作ったみりんのシロップをかけて食べます。
苦味と香ばしさのある加賀の棒ほうじ茶を使ったゼリーと自然の甘さを活かした発酵カボチャの組み合わせは、 斬新かつどこか懐かしさを感じさせる味わいです。 そこにココナッツとタピオカが 南国の風味をプラスしています。
そしてもうひとつ、この夏おすすめのメニューがあります。
フルフルほおずきゼリージュース 550円
今年初めて登場するほおずきのゼリージュースです。長野県から無農薬のほうずきジュースを取り寄せ、それを加工して飲めるゼリージュース(フルフルゼリー)にして提供しています。
飲む宝石ともいわれる濃厚なほおずきジュースを喉ごしのいいゼリーに仕上げました。ほおずきに見立てた氷の中にはほおづきのジャムが閉じ込められています。氷が溶けたら中のジャムがゼリーと混ざり、ほおづきのより濃厚な味と香りが口の中に広がります。こちらは秋になっても提供を続ける予定です。
明治時代にタイムスリップしたようなノスタルジックな古民家カフェで味わう発酵食品を使ったオリジナルのスイーツ。古き良き時代の面影を感じながら、ちょっと贅沢なひとときが楽しめます。
ちなみに、林富永邸では年に3回、庭園の一般公開が行われています。次回は11月12日(土)と13日(日)の予定です。
店主 酒井里香さん
「ここの家は自然もいっぱいあって、お庭も見ていただけるとうれしいです。ここにきて非日常間を味わいながら、スイーツを食べにきてください」
施設情報
CAFE HAYASHI(カフェハヤシ)
■住所:上越市三和区神田2245-24(林富永邸内)
■電話:TEL025-532-2602
■営業時間:10:00~17:00
※予約優先 /金・土・日・祝のみ営業
■定休日:不定休
■ホームページ:https://cafe-hayashi.com/
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