2022年08月25日 04:00更新
佐渡市の佐渡博物館で佐渡で発見された新種のツチクジラの化石をはじめ、クジラの歴史や文化を学べる企画展が開催されています。
この企画展は、地元の人たちにクジラの生態や佐渡とクジラの関係について知ってもらおうと佐渡博物館と佐渡ジオパーク推進協議会が共同で開催しました。化石や資料などおよそ50点が展示されています。
展示会の目玉は、1960年代に佐渡市小木堂釜の素浜海岸で発見され、2021年に世界最古と判明した新種のツチクジラの化石です。
ツチクジラは、佐渡市小木堂釜在住の故 金子清栄さんによって採取され、新潟大学の研究者に委ねられました。当時は比較標本の不足により詳細な検討がされませんでしたが、2018年に最新の研究で新種であることが確認されました。
そのほか、会場には写真スポットやクジラの鳴音が聴けるスペースなど、子どもから大人まで楽しみながらクジラの歴史や文化を学ぶことができます。
佐渡学センター学芸員の平野黎さん
「今回の展示で佐渡の人々とクジラの歴史について振り返っていただきたい」
佐渡博物館企画展「クジラから見る佐渡人と海の文化」は、10月2日まで佐渡博物館(佐渡市八幡)で開催中です。
佐渡テレビジョン
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