2022年08月13日 13:00更新
上越市の県議会議員 秋山三枝子さん(71)が、来年春に行われる選挙に出馬せず引退するとJCVの取材に答えました。秋山さんは「女性の地方議会進出に一定の役割は果たせた」として、今後は上越で地域活動に取り組みたいと話しました。
秋山三枝子さんは旧新井市の出身、現在71歳です。県議会議員選挙には、平成27年、上越市選挙区から梅谷守さんの後継者として出馬し初当選しました。現在2期目です。
議員になる前は、NPO法人「くびき野NPOサポートセンター」の理事長を務めていました。
県議としては、女性議員の活躍をアピールしようと、議員の紹介冊子をつくるなどしました。そのなかで、前回の上越市議会選挙で過去最多となる7人の女性が当選したことが嬉しかったといいます。
秋山三枝子さん
「今では上越市議会にも女性が増え、県内の地方議会で女性が増えるということに一通りの役割は果たせた。今が引き時。若い方たちに譲り、次の選挙には出馬しないことを決めた。(後輩議員から)『これまでのように地域の男性に足を引っ張られることがなかった。女性議員を受け入れる土壌ができてきたと感じる、先輩方に感謝』と言われたことが嬉しかった」
また引退後は、地域協議会や町内会などの地域活動を通じて、女性の声を行政に反映させたいと話しました。
秋山三枝子さん
「まだまだ余力があるうちに地域に戻り、議員になる前に取り組んでいた地域活動の続きをしたい。これからは地域に根を生やしながら、大好きなこの場所で自分の役割を果たしていきたい」
なお後継者については現在最終調整をしていて、今月末には会見を開く予定ということです。
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