2022年08月01日 11:48更新
31日(日)午後、なおえつ海水浴場沖合で、水上バイクにけん引されたドーナツ型のチューブ(トーイングチューブ)に乗っていた長野市在住の男女2人(夫婦)が海に転落し、女性が一時意識を失うなど救急搬送される事故がありました。
上越海上保安署によりますと、事故があったのは、なおえつ海水浴場の岸から250メートルほど離れた沖合です。
31日(日)午後0時40分ごろ、長野市から遊びに来ていた一行が、水上オートバイに2人乗り、夫婦2人を乗せたチューブをけん引し、八の字を描くように左右を旋回しながら航行して遊んでいました。その際、航走波と波がかぶり、チューブに乗っていた男性が転落。チューブのバランスが崩れて女性も海に転落しました。
男性が女性を確認したところ意識がなかったことから、海上で男性は女性を仰向けにして気道を確保しつつ胸を叩くと、意識が戻ったということです。浜にあがったところで妻が嘔吐し、119番通報しました。
女性は県立中央病院に搬送されましたが、外傷はなく異常はみられませんでした。意識がなくなったのは海中転落した際の脳震盪とみられています。
なお、事故当時のスピードは時速10から20キロメートルで、水上バイクとチューブに乗っていた4人は救命胴衣を着用していました。
先月17日にはなおえつ海水浴場で埼玉県の30代男性が水上バイクから落ち、額にケガをする事故も起きています。海上保安庁ではマリンレジャーの事故防止策などをまとめた「ウォーターセーフティガイド」をインターネットで公開していて、事故防止に活用するよう呼びかけています。
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