2022年07月28日 17:43更新

上越警察署と機動捜査隊は27日（水）、上越市の高齢者からキャッシュカード2枚をだまし取ったとし、特殊詐欺の容疑で自称埼玉県所沢市在住の飲食店従業員26歳の男を緊急逮捕しました。

警察によりますと、男は氏名不詳者と共謀し、今月27日に共犯者が上越市在住の70代女性の自宅に電話しました。金融機関の職員をかたり「キャッシュカードが偽造されて使われている。銀行が保証する。キャッシュカードを回収しに行きます」などとうそを言い、同日の正午ごろ、男が金融機関職員かたって女性宅を訪問しました。

女性は男にキャッシュカード2枚を渡し、暗証番号を教えたということです。しばらくして、不審に思った女性は「カードを預かりに来た男に、渡してしまった」と警察に連絡。

その後、警察の捜査により男は上越市内で緊急逮捕されました。男はだまし取ったキャッシュカードや、カードを使って下ろした現金100万円を所持しており、容疑を認めたということです。

警察では「お金やキャッシュカードに関する話は、詐欺だと疑い、すぐに警察に電話してほしい」と注意を呼びかけています。