2022年07月20日 18:03更新
小中学校の休日の部活動指導について、令和5年度から教員に代わって、地域のスポーツクラブや団体に段階的に移行していこうと、上越市で推進委員会が19日(火)に立ち上がりました。
国は学校の働き方改革の中で教員の長時間勤務を解消しようと、休日の部活動指導を令和5年度か段階的に地域へ移行するよう示しています。こうした動きにあわせて19日に上越市に推進委員会が設置されました。教育関係者やスポーツ団体、PTAの代表など委員11人で構成され、部活動の指導を地域へ移行した場合に起こりうる様々な問題について協議、検討を行います。
髙橋正弘副委員長
「なぜ学校ではなく地域に移行するのかという問題もあるが、子どもたちが継続できるような体制作りをするために議論を深めたい」
会議では市内の中学校教職員に行ったアンケートを報告。部活動を担当している7割以上がほぼ毎日部活動後に仕事をしてから帰宅していると回答している実態が報告されました。また教員の半数以上が部活動を「担当したくない」または「できればしたくない」と回答しています。
PTA代表
「アンケートを見て率直にショック。地域へ移行にしたときに夕方や夜の活動では保護者が送迎できるか引っかかる」
中学校代表
「土日も無く夜も指導に明け暮れた時代もあった。地域で一緒になって協力してもらい、子どもたちの多様なニーズに応えられる環境がどう作られるかお願いしたい」
推進委員会では学校の夏休みにかけて生徒児童や保護者にもインターネットでアンケートを実施します。また今年度あと2回の会議を開き、令和5年度以降の地域移行に向けた具体案や方針をまとめることにしています。
髙橋正弘 副委員長
「まだ市の方針が見えないが、早めに検討して移行できるよう実現したい」
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