2017年08月16日 16:20更新
来週25日からはじまる謙信公祭を前に、祭りの成功を祈願する神事が16日に春日山神社で執り行われ、謙信ゆかりの武術「長尾流躰術(ながおりゅうたいじゅつ)」が奉納された。
神事は上杉謙信の遺徳をたたえるとともに、祭りの成功を祈願するため、謙信公祭を前に毎年行われている。
「長尾流躰術」は上杉謙信が武田信玄との戦いに備え考案させた武術。後に日常護身術に至る幅広い武術に改良され、1801年に加賀藩に伝わった。現在は金沢工業大学の学生が伝承し、約45年前から謙信公祭を前に学生が春日山神社で披露している。
学生に指導する新井真二さんによると、長尾流躰術は攻撃するよりは身を守る護身術が基本にあるということ。今年も刀を使ったり、素手で身を守る術などが、張りつめた空気のなか披露された。
金沢工業大学 正伝長尾流躰術部の主将 吉岡颯志さん(2年)は、「謙信公祭の演武は初めてだったので緊張した。45年間続いてきた行事なので、この伝統をしっかり受け継いで次へとつなげていきたい」と話した。
謙信公祭は来週25日に開幕。JCVでは26日の戦国ご当地グルメ大合戦、27日の出陣行列と川中島の合戦の再現の様子を生中継する。
※2017年8月16日(水) ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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