2022年06月18日 20:04更新
11月に開催される16歳以下のプログラミングコンテストに向けて、プログラミングの基礎や応用を学ぶ全8回の講習会が、18日から上越市内で始まりました。
U-16プログラミングコンテストは地域で活躍するIT人材を育もうと上越教育大学やNPO法人上越地域活性化機構(ORAJA)などが去年から始めたもので、ことしの大会は11月に開かれます。この講習会はその大会の出場に向けて、プログラミングの基礎や応用を学ぶもので、上越・妙高市内に住む小学2年生から中学3年生までの15人が参加しました。また会場もコロナ対策として、上越妙高駅西口のJM-DAWNと本町4丁目 bibitの2か所をオンラインで繋いで開かれました。
コンテストではチェイサーと呼ばれる1対1の対戦型競技に挑みます。マス目のマップには、アルファベットの「C(クール)」、「H(ホット)」と呼ばれるコマがあり、参加者が組んだプログラムに沿ってコマを動かして、マップ上のアイテムを取り合います。
この日初回の講習会では、チェイサーでコマに指示を出すためのプログラム言語「Python(パイソン)」をそれぞれのパソコンで使えるようソフトを導入したり、動作環境を整えたりする作業が行われました。
参加した中学2年生の男子は「Scratch(スクラッチ)をちょっとやっていたくらい。これから自動で動くようなコマンドとかを作ってみたい」別の男子も「プログラミングは昔ちょっとだけやったことあるけど、最後まで完成できなかった。今回パイソンは初めて。結構難しそうだが出来たら上位狙って頑張りたい」また会場にいた小学生の保護者も「まずは考え方。プログラミング言語はロジックな部分がある。勉強にも生かしてほしい」と話していました。
主催する上越教育大学情報メディア教育支援センターの大森康正教授は「将来の地域課題をプログラムやテクノロジーを使って、解決していくための人材育成を目的の最初のひとつにしている。将来この参加している子どもたちが地域のためのデジタル人材として活躍してもらえれば。プログラマーにならなくとも、いろんな商店や地元の会社の中で自分たちのやる業務を自分たちで改善するためにこの経験を生かしてもらいたい」と期待しています。
この講習会は11月のコンテスト本番までにこのあと7回開かれます。また16歳以下とあわせて大人向けのコンテストも同時に開かれる予定です。詳しくはORAJAのホームページで今後発表されることになっています。
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