2022年06月11日 11:00更新
JCVの生活情報番組「すまいるone」。6月5日~6月11日の放送は「カラダもお部屋もスッキリ特集!」前編です。季節の変わり目や衣替えのタイミングで、身の回りの整理を考える人も多いはず。そこで、心と体をリフレッシュできるスポットなどを紹介しています。
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【久昌寺 坐禅体験】
上越市高田地区にある寺町は65もの寺社が軒を連ねる、全国的に見ても珍しい地域です。一説には寺密度日本一とも言われています。高田は慶長19年、徳川家康の6男、松平忠輝公によって築かれた高田城の城下町です。当時は身分や職種で町を分けられたことから、このように寺社の集まった通りが作られたと推測されています。
その中の一つ「曹洞宗 益葉山 久昌寺」です。 1598年に創建された由緒正しきお寺です。
こちらでは、坐禅体験ができます。座禅は胡坐をかいて瞑想し、精神を統一。己と向き合うことで、身も心もスッキリできます。
住職・保坂郁夫さん
坐禅に入る前に、まずは住職から坐禅の基本を教わります。
話しを聞く時の手の形や合唱の正しい姿勢など。また、坐禅はありのままの自分と向き合う修行なので、貴金属や靴下はもちろん、身につけている余計なものは極力はずします。現在はコロナ禍のため、感染予防のマスクは着けますが、本来はマスクや包帯、ばんそうこうなども坐禅をする時ははずさなければならないそうです。
坐禅の作法や基本を学んだあとは、坐禅用のクッション「坐蒲(ざふ)」を持って坐堂に入ります。
一緒に座る人や坐堂全体に「これから座禅をする時間と場所をいただきます」と合掌をして頭を下げます。
その後、坐蒲の上に座って、足を組んでいきます。
結跏趺坐(けっかふざ)
正式な足を組み方は結跏趺坐(けっかふざ)という座り方です。右足を左のももに上げて、そのあと左の足を右のももの上にのせます。
半跏趺坐(はんかふざ)
その座り方をすると足が痛くなる場合は、半跏趺坐(はんかふざ)で座ります。どちらかの足を下して、ひざの下に足を入れます。
足を組んだらお腹の下に力を入れ、上半身と下半身が一体化するようなイメージで背筋を伸ばします。あごはまっすぐ前。目線は1メートルほど先に落とします。手は右手の上に左手の指を重ねて親指を合わせ、足の上に手が触れるか触れないかの場所に置きます。そして、体を左右にゆすり、まっすぐになったところで体を止めます。
坐禅での呼吸は、最初は意識して大きくゆっくり鼻で吸って口で吐きます。頭の機能、手足の機能、口の機能をすべて休めるようなイメージで行いましょう。
坐禅中に集中力が切れたり、姿勢が崩れたりすると、警策(きょうさく)で肩を叩かれて励まされます。
最後は鐘がなって、坐禅は終了となります。その場で合掌して軽く頭を下げた後、ゆっくりと足をはずして、始まりと同様に合掌して一礼。坐蒲を持って坐堂を出て、坐禅体験は終了となります。
久昌寺で行っている坐禅体験は、第1・3土曜の朝6時からは500円、そのほかの時間は予約制で1人1000円で行っています。誰でも気軽にできる座禅体験。
ぜひ皆さんも体験してみてはいかがですか?
施設情報
曹洞宗 益葉山 久昌寺
■住所:上越市寺町2-22-7
■電話:TEL025-523-5072
■座禅体験受付時間:8:00~21:00
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