2022年05月25日 16:49更新

人材不足が課題となっている建設業に興味を持ってもらおうと24日（火）、上越総合技術高校の3年生を対象にした「就職お助け講座」が開かれました。 

この講座は、県建設業協会上越支部などが建設業界の担い手不足を解消しようと開きました。

24日は地元の建設業者8社をはじめ、県の地域整備部や高田河川国道事務所の職員などが上越総合技術高校土木防災科の3年生36人に対し、建設業のやりがい福利厚生などを説明しました。
その中で、上越市浦川原区の建設会社「大陽開発」は独自に採用している書類アシスタントをアピールしました。

大陽開発担当者「現場管理者は現場に集中するため、別に書類アシスタント職がいる。書類アシスタントが事務所で書類を作成することで、現場管理者の負担が少なくなる」

今年度、土木防災科の生徒は半数のおよそ20人が進学、そのほかの生徒が就職を希望しています。このうち、およそ15人は市外の企業へ就職を検討していて、地元建設業を考える生徒は、わずかということです。

講座の最後には、生徒が学んだことを発表しました。

地元就職希望の生徒
「（話を聞き）コミュニケーション能力が大切なのだとわかった。各会社のやりがいや大変な点を知って良かった」

県建設業協会上越支部青年部会 岡田繁継部会長
「ICTなど機械の導入が進んできた。力仕事だけではないと伝えている。たくさんの人に建設業を理解してもらい、建設業界に進んでもらえれば」

この就職お助け講座は26日（木）、高田農業高校農業土木科の3年生を対象に行われる予定です。