2022年05月17日 10:59更新
佐渡ロングライド210が15日(日)に3年ぶりに開催され、島内外の多くの参加者が風光明媚な佐渡のコースを満喫しました。
早朝5時過ぎスタート地点となる佐和田海岸沿いには例年のおよそ半数となる1,200人の参加者が集まり、長い列を作っていました。
参加者は大会前に検査の実施や体調チェックを行い、スタート直前までマスクを着用するなど新型コロナウイルス感染防止対策を行ったうえで大会に臨みました。
そして午前5時30分、大会長の渡辺竜五佐渡市長の合図で順次スタートしていきました。
コースは島内を1周する210kmを初め今回新設された大佐渡小佐渡の峠を越える上級者向180km、130km、100kmに分かれており、本格的なライダーから初心者まで自分に合ったコースを選んで走ることができます。20km地点の相川エイドステーションにはそばやおかゆなどが用意されていて、参加者たちは腹ごしらえをしてこれからの長丁場に備えます。
起伏に富んだ道のりが特徴の佐渡のコース。前半の難所とされる通称「Z坂」が参加者を待ち構えます。長い急こう配に表情は苦しくなりますが、気力を振り絞ってペダルを漕ぎ進めていました。
そして坂を上りきると美しいパノラマ風景が広がり、参加者らは自転車を降りて写真を撮り合い達成感に満ちた表情で眺めを楽しんでいました。
その後も風光明媚な佐渡の景色に時折足を止めながらゴールを目指します。
昼に近付くにつれて気温も上がり、疲れた参加者たちを後押ししてくれるのは沿道から届く応援の声。浜梅津の集落では地域住民が集まって参加者達に賑やかなエールを送っていました。
100キロ地点となる両津のおんでこドームでは、今年はコロナ対策のため例年行っている鬼太鼓は披露されませんでしたが、佐渡の食材を使った弁当が提供され参加者らは残りの走行に向け英気を養っていました。
その後も数々の難所を乗り越え、ゴールの佐和田海岸沿いに戻ってきた参加者らは晴れ晴れした表情でフィニッシュゲートをくぐっていました。参加者は「3年ぶりに参加したが、以前と変わらず佐渡の景色は素晴らしかった。来年もまた参加したい」と話し、久々の開催を喜んでいました。
今年のロングライドの完走率は全体で93.2%と(前年93.1%)前回とほぼ同じ結果となりました。
大会を主催した佐渡市スポーツ協会は「コロナが完全に終息していない中ではあったが事故もなく無事に開催できてよかった。来年は例年どおりの規模で開催できることを期待したい」としています。
久々の開催となったロングライドは、参加者たちにとって思い出に残る一日となったようです。
佐渡テレビジョン
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