2022年05月14日 18:17更新
上越市の金谷山公園に自生しているヤマユリを増やそうと、上越市内の小学生が14日、雨風の中、ヤマユリの苗を植えました。
ヤマユリを植えたのは「上越緑の少年団」の小学4年生から6年生20人です。少年団では年間を通して自然や環境について学んでいて、この日は金谷山公園にヤマユリの苗を植えました。
作業には金谷山公園でヤマユリの植樹を続けている市民団体「金谷山さくら千本の会」も参加しました。会によりますとヤマユリは元々、金谷山に自生していて、会では種を増やして植える活動を10年ほど続けています。しかし近年はイノシシに食べられる被害が多く、数が減っているということです。
金谷山さくら千本の会 相澤紀会長
「綺麗な山を目指して毎年50株ずつ植えているが、イノシシに食べられてしまい、3年前には全滅した」
児童はこうした現状について説明を受けたあと、会の指導を受けながらヤマユリの苗、50株を植えました。苗は4年育てたもので高さは30センチほどあります。
会によりますと植えたヤマユリが咲くのは、2年から3年後だということです。会ではイノシシの被害にあわないよう、管理を続けることにしています。
児童
「植えるのは難しくないが、そのあとの管理が大変だと思った。綺麗な花が咲いてほしい」「咲いたら見に来たい」
金谷山さくら千本の会 相澤紀会長
「ここはサクラ、カタクリなど四季折々の花が咲く。里山と自然の良さを感じてほしい」
このほか児童は会が植樹して手入れを続けているサクラ20本に肥料を与え、自然保護への意識を高めていました。
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