2022年05月11日 17:28更新
上越市立高士小学校の児童が今年もブドウの栽培をはじめました。これは地元出身の偉人で日本ワインぶどうの父、川上善兵衛を知る体験学習で、10日は新芽を間引く「芽かき」に取組みました。
ブドウの芽かきをしたのは高士小学校の3、4年生15人です。学校のブドウ棚には、川上善兵衛が生み出したマスカット・ベーリーAとデラウェアの2品種があり、毎年3、4年生が栽培に取り組みます。
芽かきは、ブドウの新芽を間引いて成長を促す作業です。児童はブドウ栽培に詳しい地元農家の飯野憲靜さんから指導を受けながら作業にあたりました。
間引くのは、ひとつの節から複数出ている芽や古い枝に生えてくる芽です。こうすることで芽が密集せず、ブドウの房に養分が行き渡ります。また、陽当たりや風通しがよくなることで虫がつきにくく病気に強いブドウができます。
児童
「甘くて美味しいブドウをたくさん作りたい。摘房などが難しいので頑張りたい。頑張って育てて岩の原葡萄園のことも知りたい。(摘んだ芽は)天ぷらにする!」
栽培を指導 飯野憲靜 さん
「ブドウをこの地に根付かせてくれた川上善兵衛の貧しい農村から豊かな農村へブドウそのものがここに根付く品種を開発したことを児童に教えていきたい」
児童は来月以降「摘房」という作業などに取組みます。収穫はデラウェアが8月下旬、マスカット・ベーリーAは9月下旬の予定で、ブドウは給食で味わったり朝市などで販売するということです。
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