2022年04月10日 17:04更新
佐渡市河原田諏訪町の諏訪神社の例大祭が27日に開催され、3年ぶりに鬼太鼓の門付けが行われたほか、一基の万燈が町内を照らし祭りを盛り上げました。
諏訪神社例大祭では、毎年各町内会手作りの万燈が町をパレードするのがおなじみです。万燈は、神輿が神社に帰る時に灯された明かりが起源とされ、ここでは形を変え、青森のねぶたを参考に、例年各町内会がこの日のために万燈を制作し、パレードで披露していました。
去年、一昨年は新型コロナウイルス感染防止のため、パレードは中止となりましたが、今年は各町内会の判断となりました。そして本町上会1団体だけは、感染対策を行いながら万燈を出すことを決め、1か月ほど前から制作に取り組んできました。
今年は本町上会1基となったものの、商店街を明るい光で照らします。
本町上会 萩原正会長
「3年休むと地域の輪が薄らいでしまう危機感があった。感染対策をしながらできるだけ実施しようと決めた。万燈を見て元気になってもらえたら嬉しい」
午後8時を過ぎると、門付けを終えた鬼太鼓が万燈の明かりに照らされながら商店街で舞われます。
3年ぶりに木やりも行われ、マスクごしながらも威勢のいい声が商店街に響きました。
地域の人
「やっぱり太鼓の音が祭りの雰囲気を作ってくれる」
「やっと本来の形に近くなった」
そして、最後は境内で奉納の舞が舞われました。今年は昼間に3組の鬼太鼓が3年ぶりに町内を門付けしてまわり関係者らは久しぶり祭りらしい雰囲気を喜んでいるようでした。
諏訪神社氏子会 長嶋会長は
「コロナ禍ということで対策しながら門付けを行った。地域の人からは待ちわびていたという声が聞かれ、達成感でいっぱいです」
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