2017年08月08日 09:46更新
機械工学を学ぶ県立上越総合技術高校の生徒が、糸魚川能生の海洋高校の実習船「海洋丸」に乗船し、船のエンジンを整備する実習が7日から始まった。
この実習は授業では学べないことを体験してもらい、未来を切り開く人づくりに役立てる、新潟県のキャリア教育「オンリーワンスクール新潟未来プロジェクト」の一環。また、実習を通して造船などに興味を持ってもらいたいというねらいもある。上越総合技術高校の機械工学系の3年生11人が参加した。
2年前から始まったこの実習は、これまで船のエンジンを整備する様子を見学するだけだったが、今回から実際に整備を体験。初日は、乗組員からエンジンの部品の取り外し方などを教えてもらいながら、分解・掃除・調整・復旧の作業を体験した。
参加した生徒は「ナットなどが固くて、力が必要だった。いかに大変な仕事を普段からしているかがわかった」
海洋丸の長﨑修一機関長は「机上の勉強と実習は違う。仕事を体で感じることで学んでほしい。エンジンに興味を持ってもらえれば」とエールをおくった。
実習は10日まで続き、生徒は発電機関やポンプの分解・整備を行う。最終日の10日には、能生周辺の海に出て、試運転を行う予定。
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