2022年04月26日 17:02更新
上越市国府にある古刹「光源寺」は、本堂の屋根をチタン製に葺き替えるなどの改修工事が完了し、25日(月)に落慶法要が営まれました。
光源寺は平安時代末期の武将 木曽義仲の家臣だった最信が、親鸞聖人に帰依して1211年に開いたとされます。改修工事では本堂の屋根が90年ぶりに葺き替えられました。これまでは「五智焼き瓦」と呼ばれる瓦葺きでした。長い風雪のなかでひび割れたり、一部瓦が落ちて雨漏りするなど老朽化が目立っていました。改修では日本製鉄 直江津工場で作られたチタン製の一文字葺きが採用されました。チタン製は耐久性に優れメンテナンスの手間も少なくて済むということです。
25日の落慶法要には、檀家や改修に携わった関係者など、40人ほどが出席しました。
工事施工業者
「100年先を見据えた工事。みなさんの孫、ひ孫まで屋根に関しては安心」と話していました。
光源寺 堀前 裕見 住職
「今後も門信徒のみなさんの本堂として、みなさんが集う場となるようなお寺として維持存続できるよう精進します」と挨拶しました。
また、寺の正門前には旧本堂の屋根に載っていた鬼瓦が、記念モニュメントとして設置されました。
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