2022年04月13日 16:25更新
いまの時期、発生しやすい野焼きやたき火が原因の芝火災を想定した消防訓練が、13日(水)に上越市三和区で行われました。
訓練は三和スポーツ公園で芝火災が発生した想定で行われ、上越南消防署と高士分遣所から消防車8台と隊員30人が参加しました。
芝火災では、消火に使う水をどう確保するかがポイントになります。訓練ではまず、タンク車の水をホースを使って放水しました。さらに、それだけでは十分ではない場合を想定し、隊員自ら水タンクを背負って放水しました。
この放水では現場から600メートル離れた消火栓にホースをつなぎ、ポンプで中継しました。
このほか、逃げ遅れた人がいる想定でドローンを使った捜索救出訓練も行われました。隊員に、消防、救助、救急の3つの役割を割り振り、作業の手順や連携の方法を確認しました。
上越地域消防局によりますと、今年に入ってからの火災発生件数は13日の昼現在で25件、このうち6件が野焼きやたき火が原因とみられています。
雪解けが進むこの時期は、伐採した木や要らなくなった冬囲いを燃やす人が多く、芝火災につながる傾向があるということです。
上越南消防署の羽深勲署長は「基本的に『野焼き』『たき火』は法律で禁止。やむを得ず行う時は、事前に消防に届け出で、消火の準備をし、その場から離れないことが一番大事です」と話していました。
上越地域消防局では今月「山火事、たき火火災防止運動」を展開します。野焼きやたき火をしないよう呼びかけるとともに、パトロールでそうした行いを見つけた時は丁寧に説明し、理解を求めていくことにしています。
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