2022年04月10日 16:15更新
発達障がいやうつ病で仕事から離れている人の復職をサポートする就労移行支援事業所Re:WORKは、IT技術専門の訓練コースを今年度から開講しました。受講者はオンラインを使って、在宅でも技術を学ぶことができます。
ITに特化した訓練を始めたのは、上越市藤巻の就労移行支援事業所Re:WORKです。発達障がいやうつ病が原因で仕事を辞めたり、休んでいる人の復職をサポートしています。
ITの訓練では、サイボウズ社が提供するクラウドサービス「kintone」の使い方を学びます。kintoneは企業などの日常業務を効率的に管理できるプラットフォームです。
最大の特徴はデータ管理や日報など、業務の内容にあわせたカスタマイズがアプリでできることです。カリキュラムは最長2年となっていて、受講者は訓練を終えた後、kintoneの導入企業や導入を目指す企業への就職や業務受託をめざします。
Re:WORKの作業療法士でキャリアプランナーの本間聖人さんは「数ある問い合わせの中でもリモートワークがしたいという人や、直接あってコミュニケーションをとることが難しい人もいた。上越市にいても東京都の企業に勤めて仕事をすることも可能。」と話していました。
Re:WORKでは、体が不自由な人や長時間の外出が難しい人でも受講できるよう、オンラインでの在宅訓練に対応します。さらに受講者の能力にあわせ、高度なプログラミング言語の習得もサポートします。
本間さんは「能力として高いものを持っていてもどこかがネックになってしまうという人がいた。受講を通して自信を持った生き方が出来るといいのでは」と話しています。
なお、この訓練では、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルの習得にも対応しています。受講料金は優遇されるケースがあります。詳しくはRe:WORK(℡025-521-1155)までお問い合わせください。
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