2022年03月19日 09:00更新
佐渡市の赤泊地区でつくられている「かやの実」の商品パッケージを羽茂高校の生徒がデザインしました。
赤泊地区の特産品である「かやの実」を使った商品は、大学を卒業してUターンで佐渡に戻った野口菜々さんが代表を務める「かやの実会」が製造しています。
羽茂高校OBである野口さんが講演で学校を訪れたことをきっかけに、地元の産業を守る野口さんに自分たちにできることがないかと考え、かやの実商品のパッケージをデザインすることになりました。
取り組みは半年ほど前から始まり、生徒らはカヤの実を実際に試食するなどしてデザインのイメージを膨らませてきました。
生徒らは6グループに分かれてパッケージをデザインし、その中から学校内の投票で3つのデザインに絞り、その後は島内のスーパーなどに設置した投票箱と、オンラインによる投票で商品化するパッケージを決めることになりました。
およそ1か月の投票期間が終わり、3月16日に開票作業が行われました。
開票された投票用紙には「贈り物にしたい」「高級感がある」などのメッセージも書かれていて生徒たちは嬉しそうに開票作業を進めていました。
開票の結果、452票のうち200票を獲得したデザインに決まりました。
幅広い年齢層に親しんでもらえるよう落ち着いた緑を基調としていて赤泊地区の産品であるカニや鬼太鼓のイラストなどが描かれています。
デザインが採用された生徒
「カニや鬼太鼓などのイラストなど、パッケージのデザインを通じて島外の人にももっと佐渡のことを知ってもらいたい」
採用されたパッケージデザインのカヤの実はAコープ金井店内のよらんか舎や赤泊地区の宿泊施設サンライズ城が浜などのほか、オンラインショップ「東京蔵屋敷.com」などで5月ごろ販売を開始する予定です。
佐渡テレビジョン
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