2022年04月06日 12:05更新
村上市の製菓工場で2月に発生した火災を受けて、上越地域消防局が、同様の工場を対象に緊急立入検査を行いました。その結果、避難訓練をしていなかったり、消防設備に故障があるなど、13件の違反が確認されました。いずれのケースも重大なものではなかったものの、早期に改善するよう指導したということです。
緊急立入検査は、村上市で起きた製菓工場火災の一週間後からはじまり、製菓や食品加工などの工場30件を対象に行われました。検査の結果、すべての建物で防火管理者と消防計画が確認されました。
一方で違反事案は13件ありました。うちわけは、避難訓練については年最低1回以上の実施が義務付けられているなか実施していなかった工場が2件。また、感知器の故障や必要な設備の未設置などが8件、また避難経路にある階段の老朽化が1件などとなっています。
消防によりますと、いずれの違反も重大なものではないということですが、消防では、すみやかな改善を指導し、今後、その状況を確認することにしています。あわせて、5年以内に定期的な立ち入り検査を行うということです。
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