2022年03月31日 17:41更新

上越市総合体育館の老朽化による改修工事がこのほど終わり、31日（木）メディア関係者に公開されました。トイレをはじめ、アリーナやランニングコースなど、より使いやすく快適になっています。予約はすでに始まっていて、あす4月1日（金）から一般利用が再開されます。

改修工事が終わったのは、上越市総合体育館と上越勤労身体障害者体育館です。

いずれも築40年ほどが経ち、老朽化が目立っていました。一般的な耐用年数がおよそ80年といわれる中、施設を継続して使えるよう、9億円余りをかけて去年6月から工事が進められてきました。

上越市スポーツ推進課 坂下尚之さん
「屋根・外壁・内装・トイレ、ほぼすべて改修した。落下防止のため（外観の）タイルにピンを約5000本打った」

工事は外壁や内装の改修のほか、エアコンやLED照明の全面導入。

さらにバリアフリーや自動ドア、多目的トイレなど、全体的にユニバーサルデザインを向上させています。

エレベーターは車いすが使いやすいタイプに入れ替えられました。

また、2階のアリーナには、利用者からの要望で、自然光が入らないよう、遮光断熱パネルを取り付けました。

坂下さん
「2階にエアコンを（新しく）設置した。夏の暑さや熱中症の課題があった。2階で快適にスポーツをした後、1階ホールでリラックスしてもらえれば」

このほか入館手続きをスムーズにするため、新しく券売機が設置されたほか、靴置き場も増えています。

さらに全館でWi-Fiが利用でき、1階ホールにはパソコン用の席とコンセントが設けられました。

なお、利用料金はエアコンが入ったことで光熱費が上乗せになります。競技場とアリーナでは、大人の1か月利用が2000円となります。

■利用予約申込（問合せ）
・上越総合体育館 TEL.025-524-4144
・上越市公共施設予約システム