2022年03月18日 18:48更新
上越市は地域づくりは地域で取り組むとして、令和5年度から地域自治区ごとに独自予算を配分する方針です。中川市長は18日(金)の市議会で、4月の早い段階をめどに予算編成に向けたスケジュールや方向性を示したいと説明しました。これに対し、議員からは「間に合うか」など不安の声があがりました。
中川市長は自身の公約の柱として、市内28の地域自治区ごとに独自の予算を配分し、地域づくりを進める考えです。そのため、現在設置されている地域協議会を令和4年度中に抜本的に見直します。合わせて市長は4月中に、予算編成に向けたスケジュールや方向性を地域協議会に示し、9月までに地域ごとのビジョンを各区で作ってもらいたいと話しました。
これに対して議員から、独自の予算案が組めない自治区があった場合はどうするのか質問がありました。
また、市長が示している地域に詳しい専門性を持った職員を、各地区に配置することについて、やる気のある職員が異動できるような地域ごとの人事異動枠を設けるのかと問う場面があり、市長は次のように答えました。
中川市長
「職員から(異動の)要望は調査で把握している。(若手職員については)まずは木田の予算編成のあり方を見てもらわないといけない。そのあともし、地域に入るのであれば研修で身につけていく」
総務管理部 笹川正智 部長
「(人事採用)制度的には可能。居住地を限定しての採用はできない。勤務地を限定した採用は可能となっている」
中川市長は10月前をめどに令和5年度の地域独自予算の編成に着手する考えです。それまでに、地域協議会や住民組織などからアイデアを出してもらったうえ、最終的には、地域に詳しい専門性の高い職員が、編成の取りまとめを行う考えを示しました。
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