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令和3年度 地盤沈下調査結果 上越市子安3.2センチ沈下

2022年03月04日 17:39更新

県内で行われた令和3年度の地盤沈下調査結果がまとまりました。 上越地域で最も大きな沈下を示したのは上越市子安で、沈下量は3.2センチでした。前年度、最も大きな沈下を示した大潟区渋柿五ヶ割の0.2センチをうわまりました。

国や県などは新潟県地盤沈下調査連絡協議会を設置し、県内の5つの地域 で地盤沈下の調査を行っています。令和3年度の調査は令和2年9月1日から令和3年9月1日にかけて行われました。

調査結果によりますと、上越地域では調査面積190.7平方キロメートルの全域が沈下しました。年間最大沈下量は上越市子安の3.2cmで、前年度の上越市大潟区渋柿五ヶ割の0.2センチを上回りました。最近5年間の累計沈下量の最大値は上越市子安の5.6cmです。

<上越地域の最大沈下量>
令和3年度 上越市子安3.2センチ
令和2年度 上越市大潟区渋柿五ヶ割0.2センチ
令和元年度 上越市柿崎区馬正面0.5センチ

<上越地域の過去の最大沈下量>
昭和59年 上越市西城町 10.1センチ

県によりますと、県内には軟弱な粘土層を有する沖積平野があり、これまでに新潟地域、上越地域、長岡地域、南魚沼地域、柏崎地域の5地域で地盤沈下が観測されています。上越地域では昭和40年代に工業用、上水道用地下水の大量揚水が主な原因で地盤沈下が進行しましたが、近年は消雪用地下水の大量揚水が主な原因になっているということです。

特に昭和59年から61年は3年連続して豪雪に見舞われ、消雪用地下水の揚水量が大幅に増加し、上越地域で全国ワースト1位から3位の地盤沈下が生じました。

県では、引き続き関係機関と協力しながら各種施策を推進するとともに、地盤沈下状況等の監視を継続し、監視結果に基づいた効果的な地盤沈下防止対策を推進していくということです。

地盤沈下とは
地下水の過剰な汲み上げにより、主として粘土層が収縮することで起きる現象です。一度沈下した地盤は元には戻らず、沈下量は年々積算されていくこととなります。このため年間の沈下量がわずかであっても、長期的には建物や配管などの損壊、洪水、高潮時の浸水増大などの被害をもたらす危険性があります。

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