2022年02月17日 18:28更新
自分でイネを育て収穫したコメで日本酒を造り、二十歳の祝いに飲もうという8年がかりの取組みが柿崎区の小学校ではじまりました。
17日(木)は、地元の頸城酒造から酒造りについて学ぶ授業が行われました。酒造りを学んだのは上越市立柿崎小学校の6年生、リモート授業で参加した上下浜小学校と下黒川小学校の6年生あわせて72人です。
児童は去年、東横山地区にある棚田で酒米を育てました。収穫したコメは、地元の酒蔵 頸城酒造が仕込み、8年後、児童が二十歳になったときの祝い酒になります。
この日は、仕込みがはじまる前に、頸城酒造の八木崇博社長を招いて、酒造りについて学びました。八木さんは、酒は麹菌と酵母菌、ふたつの微生物の働きがあってできることを話しました。
八木崇博社長
「良い水や汚れている水、気温、気候など自然の影響が大きいです。柿崎にはその素晴らしい環境があります」
児童
「微生物がお酒を造ることにびっくりしました。微生物にはちゃんとした環境が必要だと分かりました。柿崎に自信がもてました」
また、児童は、良い酒をつくるために米粒を6割まで精米することを実物をみて知りました。
児童
「みんな大人は美味しそうにお酒を飲んでいるから、安全性は高いのかなと安心しました。8年後どんな味がするのかワクワクしています」
コメ作りと酒造りの体験学習は、地元のまちづくり団体「柿崎を食べる会」が、児童にふるさとの魅力に気付いてもらおうと、学校に呼びかけて実現しました。この後、児童は実際の酒の仕込み作業を見学することになっています。
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