2022年01月30日 14:28更新
佐渡市立河原田小学校6年生が道徳の時間で命と向き合う授業を行っていることに合わせ1月28日、外部講師を招いた授業が行われました。
この日「命を考える」と題し講演を行ったのは佐渡で犬猫の保護活動を行っているアニマルレスキューdearPAWS代表の山本絵里子さんです。
はじめに山本さんから命とはなんだろうという質問を投げかけられると児童たちは積極的に手を挙げ答えていました。
なかでも、命には感情がついてくるという回答に対し山本さんは果たしてその感情は人間だけが持つものなのかと問いかけました。
そして動物にも人間と同じように感情があるが言葉を話せないので読み取ってあげなければいけないと話しました。
また、かわいいと飼っていたはずが飼い主によって保健所へ引き渡さ殺処分されている現状について触れ、ペットを飼うためにはお金・時間・体力が必要であることを話しました。
最後に「飼いたい」と「飼える」は違い、最後まで責任をもって面倒をみることができるのかを飼う前にしっかり考えましょうと山本さんは呼びかけました。
動物を飼っていない児童が多いなか命の大切さについてそれぞれが意見や考えを出し合っていました。
児童「動物にはちゃんと感情があって、飼う人はちゃんと最後まで責任を持って飼わなければいけないということがわかりました。
ペットが安心して暮らせるような環境を作りたいと思った。」
ヤマモトドッグスクール/アニマルレスキューdearPAWS 代表山本絵里子さん「今回伝えたかったのは、人や動物とか関係なく命があるものには感情が伴うということ。
人間が痛いと思うのと同じで動物にも悲しい嬉しいなどの感情がある。
今回の授業ではあまり深く触れていませんが動物の殺処分を減らすには適正飼育の普及がすごく大事です。
最後までペットに責任を持つことが第一でそのために飼う前にしっかりと考える、こういったことをこれから飼う若い世代に広く知ってもらえればなと思います。」
児童たちはこの授業を通して動物を飼うことや命の大切さについて学びを深めていました。
佐渡テレビジョン
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