2022年02月08日 18:46更新
縦140センチ、横180センチの紙に、筆を使ってひとつの文字を書く体験授業が8日に妙高市立新井南小学校で行われました。
この授業は、児童に芸術に興味をもってもらおうと県が企画しました。
講師には加茂市の書家、下田彩水さんをむかえ、6年生11人が巨大書に挑戦しました。
下田さんは、はじめに縦横2メートルほどの紙に字を書いてみせました。
書家 下田彩水さん「『挑む』という字を書いた」
「子ども達はこれから中学生になるが、またいろいろ新しいことを経験してたくさん勉強していく過程で、挑む気持ちを忘れないでほしくて、この字を選んだ」
続いて、児童が巨大書に挑戦しました。筆は、馬や羊の毛を使ったもので長さは60センチほどあります。
墨には、一般の墨汁より濃く粘り気があるものを使って縦140センチ、横180センチの紙に、ひとつの文字を書いていきます。
児童は、体全体を使いながら筆を動かし真剣な表情で書をしたためました。
児童「筆を持ったとき墨がいっぱいで重くてびっくりした。来年、中学生なので中学に向けた抱負を自分の手で大きく上手く書けて良かった」
児童「上が大きくなりすぎてバランスをとるのが難しかった。筆も大きくて大変だったけど楽しかった」
児童が書いた作品は、卒業式で展示するということです。
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