2022年02月07日 16:31更新
去年暮れに発生した火災の現場で、人命救助と初期消火にあたった個人と団体に7日、上越南消防署から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、火元の隣りにあるJAえちご上越和田支店、そして杉本諭さんと今井長子さんの2人です。
上越南消防署によりますと、去年12月24日の夕方、上越市大和2丁目の住宅で火災があり、たまたま車で通りかかった杉本さんが119番通報しました。
その際、近くにいた今井長子さんは火元の家に入り、この家に住む66歳男性を避難させました。今井さんは看護師ということで、消防隊が到着するまでの間、男性の救護にあたったということです。
また、JAえちご上越和田支店の職員3人が、支店にあった消火器で初期消火にあたりました。
それぞれの迅速な対応が延焼防止と人命救助につながったとして、南消防署の羽深勲署長が、感謝状を手渡しました。
杉本諭さん
「窓の一部分が変な明るさだった。引き返して車から降りてみたら炎だった。扉を開けたところすごい煙でヤバイと思った」。
また、今井長子さんは「『だれかいますか?』と聞くと返事があった。真っ暗で何も見えなかったが携帯のライトで照らすと足が見えた。口をふさいで低い姿勢で中に入り、腕をつかんで外に出た。助けなければという一心だった」と当時を振り返っていました。
消防によりますと、救助された男性は煙を吸って病院に搬送されたものの命に別状はなく、火災もボヤ程度で済んだということです。
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