2022年01月28日 17:37更新
新潟県に「まん延防止等重点措置」が適用されてから、28日で1週間になります。オミクロン株とみられる感染は、上越地域でも急拡大していて、中でも子どもたちへの感染が広がっています。
28日(金)、県内では549人の感染が確認されました。そのうち168人が、10歳未満または10代の子どもです。
これは、上越市の年代別の感染者を示したグラフです。年明けから2週間の感染者のうち、10歳未満と10代は全体の3割強を占め、去年8月の第5波と比べて2倍になりました。
こうした中、上越市教育委員会によりますと、27日時点で市内の小中学校で2人以上の感染者が出た学校は5校、4人以上は2校ありました。また妙高市こども教育課によりますと、新井小学校で27日までに32人の児童の感染が確認されています。
こうした状況にあわせ、小中学校の臨時休校などが相次ぎました。今年に入ってから28日(金)までに再開した学校を含め、のべ上越市10校、妙高市2校となっています。
一方、保育園や幼稚園では、できるだけ休園しないで済むよう、先手を打った水際対策がとられています。
上越市保育課によりますと、園児や職員、さらには、職員の家族などに風邪気味の症状があれば、すぐに市に報告する体制がとられています。この段階で職員が自宅待機したり、検査をうけることはないとしても、少しの体調変化があれば情報を共有して、非常時に備える考えです。あわせて、報告のあった職員が外れる可能性をふまえて、新たな職員体制を準備するということです。
すべては、休園という非常事態で、保護者に負担をかけないためです。
上越市保育課 小山隆久課長
「保育園は、働いている親が継続できるように預かる施設。少しでも休園という事態を防げるよう、体制を整えなければならない」
このほか、マスクの着用は保護者を通して3歳以上にお願いしているということです。
小山課長
「食事を横並びにしたり、異年齢児での遊びを分けるなど、少しでも密を回避して園活動を継続できるようにしている」
ところで、保護者などが濃厚接触者となった場合、園児の登園はどうなるのでしょうか?
小山課長は「濃厚接触者の濃厚接触者は、登園できる。登園には慎重な判断をお願いするが、家庭でみれない場合は登園することになる。こちらはしっかり感染予防をして、預かる体制を整えたい」と話しています。
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