2022年01月31日 11:31更新
非常用として長期保存が効き、簡単に調理できる非常食が注目を集めています。災害時の備蓄としてはもちろん、近年ブームのキャンプや登山など様々なシーンで幅広く利用されています。
あるるん畑の売り場の様子
こちらの「尾西のカレーライスセット」は、東京に本社がある尾西食品株式会社が開発した商品で、上越市大道福田の「あるるん畑」で販売されています。アルファ米とカレーハウスCoCo壱番屋監修のレトルトカレーのセットで、アルファ米の一部には上越産の加工用米が使われています。
尾西食品は1935年創業、炊きたてのご飯を特殊技術で急速乾燥したアルファ米を中心に、おかゆ、麺、パンなど、長期保存食を製造販売している食品メーカーです。
主力商品であるアルファ米は、炊きあがったご飯から、ご飯の旨みを保ちつつ水分だけを抜いたものです。水分を足すことで、もとのふっくらとした味わいのご飯として食べられます。
尾西食品では、アルファ米のおいしさにこだわり、選び抜いた国産米を原料として使用しています。生産量が増え、原料となる加工用米の量が増えていく中で、アルファ米に合う米として、上越で収穫された加工用米を一部に使用することになりました。
「尾西のカレーライスセット」は、カレーハウスCoCo壱番屋とのコラボレーションで去年4月から販売されています。
カレーライスセットの内容
アルファ米にお湯、または水を注いでできあがったご飯にカレーをかけるだけで完成です。
カレーは常温でもおいしく食べられますが、アルファ米に注ぐお湯を温める時に、湯煎でカレーを温めれば、温かいカレーとして食べることもできます。袋を食器代わりにしても食べられるので、非常食としてはもちろん、アウトドアでも活躍してくれそうです。
尾西食品によりますと、東日本大震災以降、自治体や行政機関はもちろん、個人でも非常用食料を備蓄する動きが加速しているということです。ネット通販を通じた個人消費が伸びているほか、最近ではコロナウイルス感染による自宅療養者向けの支援や、コロナウイルス蔓延による経済困窮者向けの支援としてアルファ米が配布されるなど、利用シーンや用途が広がっているということです。
尾西食品の担当者は「『尾西のカレーライスセット』は、誰にとっても安心安全なおいしい食で、元気になってもらいたいという想いから誕生しました。さまざまなシーンで幅広い年代の方に楽しんで、召し上がっていただける製品です。ぜひ、食べてみてください」と話しています。
「尾西のカレーライスセット」は、上越市大道福田のあるるん畑の店頭で販売されています。
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