2022年01月28日 04:00更新
佐渡市佐和田地区にある佐渡博物館で企画展「佐渡の年中行事~島の小さな祈りの形~」が開催されています。お正月からお盆までの期間にスポットを当て、年中行事にみる人々の様々な祈りの形を映し出しています。
両津郷土博物館や佐渡国小木民俗博物館の所蔵資料を中心におよそ80点の展示品が並んでいます。季節や特定の時期ごとに行われる年中行事の中で、どのように用いられてきたのか紹介されています。
これは、宿根木新田の「百万遍」で用いられた大玉の数珠です。昔の写真とともに展示されています。
また、夷人形や八幡人形として伝わる内裏雛が奥ゆかしく飾られるなど、季節ごとの行事のなかで人々が様々な祈りを込めてきた様子を垣間見ることができます。
そのほか、佐渡の祭りには欠かせない団子や餅、悪いものを打ち払うためのお札などを特集したコーナーもあり、佐渡の年中行事の風習を多様な形から知ることができます。
佐渡学センターの相羽理恵さんは「佐渡の北から南までの色々な習俗を感じて、自分の集落の行事と比較したり振り返りながら楽しんでもらいたい」と話します。
また、会場には民俗学者 柳田国男をはじめ、佐渡の民俗学の調査・研究に取り組んだ人たちにゆかりある資料なども多数展示されています。
佐渡博物館企画展「佐渡の年中行事~島の小さな祈りの形~」は3月31日(木)まで開催しています。
佐渡テレビジョン
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