2022年01月16日 13:00更新
やさしさから生まれたグッジョブ!
災害が起きたとき、聴覚障がい者が手話を使わなくても避難所などで自分の意志が伝えやすいようにと、県立高田北城高校の家庭クラブが、手作りのコミュニケーションボードを作り、13日に上越市ろう協会に寄贈しました。
コミュニケーションボードは、表と裏に絵が描いてあり、聴覚障がい者が手話を使わなくても、自分の体調や必要なものを指し示すことができます。サイズはA3です。
ボードを作ったのは、県立高田北城高校家庭クラブの3年生です。クラブでは、去年の大雪災害をきっかけに防災情報などが分かるチラシを作って地域に配ってきました。その活動を通じて今回のボードを作るヒントを得たということです。
家庭クラブ会長 浅井優生乃 会長
「(大雪のとき)高齢者や聴覚障がいのある人が困っていたと聞いた。ボードを役立ててほしいと作り始めた」
13日は完成したボード25枚を、上越市ろう協会の中村洋子会長に手渡しました。
家庭クラブでは、ボードが役に立つものになるよう、上越社会福祉協議会などからアドバイスを受けたということです。
家庭クラブ会長 浅井優生乃 会長
「『ご案内します』の表記やグラフの色などアドバイス。絵で分かりやすく表情などを変えて作った」
中村会長は、「健常者とろう者とのコミュニケーションが難しいときに、どうすればいいか考えていた。高校生に作ってもらい、信じられないほど嬉しい」と、手話で感謝の気持ちを伝えました。
ボードは、ろう協会の会員23人に配布して、各自が避難所に持っていくなど今後活用方法を考えるということです。
家庭クラブ会長 浅井優生乃 会長
「困っている人がボードで笑顔になったり、役に立てたら嬉しい。高齢者や聴覚障がい者の支えになれる人になりたい」
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