2022年01月11日 09:08更新
奈良時代以降の男子が成人になったことを示す儀式「元服」にちなみ、15歳を祝う行事「立志元服式」が佐渡市立新穂中学校で8日に行われました。この春で義務教育を終える3年生は、将来の夢や目標を見つめ直し、その決意を表明しました。
30回目を迎えた立志元服式では、3年生 25人全員が、志す文字を一文字紹介しながら、それぞれの将来の夢や目標について力強く述べました。
志す文字を「海」とした新穂中学校3年の野口心晴さんは「海のように広い心を持ち、波のようにどんな困難にも立ち向かう人間になりたい」と決意を述べました。
生徒たちは志す文字を書いた色紙を手に、将来への誓いを新たにしていました。
式に先立っては、新穂中学校の卒業生でもある佐渡市子ども若者課の市橋法子課長を講師に迎え「明るい佐渡の未来に向かって」と題した記念講演も行われました。
市橋課長は、部活や校歌など自身の中学生時代の思い出を話したほか、子育ての充実を図るための支援づくりをはじめとした仕事にどのように取り組んでいるのかを生徒たちに向けて話しました。そして、将来に向けて羽ばたく生徒たちに新穂中学校出身だということを誇りに思ってほしいと話しました。
今年4月1日から、民法改正によって成人年齢が18歳に引き下げられます。生徒は大人に一歩近づくという意識をより高めていました。なお、佐渡市ではこれから成人を迎える人にアンケートを実施したうえで、今後も従来通り成人式は「20歳」で開催という方針を示しています。
佐渡テレビジョン
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