2022年01月03日 18:00更新
JCVの生活情報番組「すまいるone」で放送した蕎麦特集 後編。知れば知るほど奥深いそばの魅力をたっぷりご紹介します。
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標高1100mにある妙高市の燕温泉 。長年にわたり湯治場としても利用されるほど上質な源泉と妙高山や渓谷の美しい景色が広がる温泉街として知られていますが、ここに「幻」と言われるそばがあることをご存じでしょうか?
幻のそばを求めてやってきたのは、源泉掛け流しの露天風呂や内湯が堪能できる「ホテル 花文」です。
「黄金の湯」と「河原の湯」の2種類の源泉が楽しめる燕温泉。全国的にも珍しい炭酸泉で、白くにごったお湯が特徴。サラサラとして肌に優しい温泉なのだそうです。湯治として利用する人も昔から多くいるそうです。
さて、本題の幻のそばですが、妙高山麓では昔から在来品種の「こそば」が栽培されいました。栽培が難しく、収穫量も少ないため今では妙高地域にわずかにしか栽培されていない貴重な品種です。
写真右:こそば
藤巻茂夫 社長
「こそばは、普通のそばの実より半分ぐらいのそば(実)で、それを挽くとコシの強い香りのいいそばに」
「こそば」を品種改良した「信濃一号」
しかし、気候変動により「こそば」が収穫できない厳しい状況に陥ったことがありました。そんな時に出会ったのが「こそば」を品種改良した「信濃一号」という品種でした。
藤巻社長
「信濃一号っていうのがあることを聞いた。それを使ってみたら『こそば』に負けないくらいの旨さを持っている」
信濃一号は長野県で栽培されています。安定した栽培が可能で、こそばに負けず劣らずのコシの強さとのど越しが評判です。
こだわりはつなぎにも…
藤巻社長
「手間はかかりますが、ヤマゴボウ、オヤマボクチの葉っぱの繊維を使っています」
ヤマゴボウ
さらにそば打ちに使う水は、名水と言われる妙高山麓の伏流水を使用することで、蕎麦の風味と旨味が引き立つということです。
藤巻社長
「ほかの水とは違うんですよ。水の凄さをつくづく感じています」
細目の蕎麦を1分ほど茹でて、氷水で素早く冷やして仕上げるざるそば。キラキラした蕎麦が食欲をそそります。
ざるそば1100円(税込)
こちらは、花文名物の「ざるそば」です。広がるそばの香り、10割そばの独特のコシと強さ、噛めば噛むほどに味わいが広がります。コシが長持ちするのも特徴だそうです。
つゆは煮干しやシイタケでダシを取ったかえしに、厳選したカツオ、イワシ、サバなどの削り節を加え、独自の味に仕上げています。麺つゆもおいしいと評判で、飲み干してしまう人も多いそうです。
最後に、珍しいトマトのアイスをご紹介。
妙高の高原トマトをアイスにしようと、春日山にあるジェラートのお店「ソンニャーレ」依頼し、商品開発をしたというジェラート。トマト以外にも地元の旬の野菜や果物が使われています。
ジェラート 1個300円(税込)
トマトの優しい風味が感じられますが、トマトが主張しすぎず、さっぱりとした口当たりが癖になると評判だそうです。トマト味以外に、この時期は濃厚な味が楽しめる「山ぶどう味」なども人気だということです。
花文はは宿泊はもちろん、日帰りでの利用も可能です。
■1泊2食付き
1万2000円~
■日帰り入浴
男 500円
女 600円
藤巻社長
「春は山菜、秋は紅葉、冬は豪雪…。自然のものしかありませんけど世の中の喧騒を忘れて、のんびりして頂ければと思います」
店舗情報
掛け流しの宿 ホテル花文
■住所:妙高市燕温泉
■営業時間:食事処 11:00~13:30
■定休日:水曜日
■TEL:0255-82-3136
■HP:http://hanabun.com/
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