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ひとり親世帯に フードパントリー開始から1年 支援の輪広がる

2021年12月26日 17:52更新

生活が苦しいひとり親世帯を支援しようと、食料品や日用品などを無料で配る「フードパントリー」が26日、上越市市民プラザで開かれました。フードパントリーには、JAえちご上越の青年部もボランティアで参加し、青年部が作った新米およそ1トンも配られました。

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食料品や日用品を配ったのは、くびき野NPOサポートセンターが運営するフードバンクじょうえつです。この団体ではコロナ禍を受け、去年12月から生活が苦しいひとり親世帯に米や野菜、インスタント食品などを無料で配る、いわゆる「フードパントリー」を毎月1回行っています。

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26日は会場の市民プラザにJAえちご上越の青年部が出向き、青年部が作ったコメおよそ1トンをフードバンクじょうえつに寄付しました。

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JAえちご上越 青年部 荒川正義 部長
「予想していたよりもたくさんのコメを集めることができた。子どもが元気に育つうえで、食べることは大事なので食の面で役立ててもらえれば」

 寄付されたコメはこのあと開かれたフードパントリーで、受け取りに来たおよそ140世帯に配られました。フードバンクじょうえつの近藤尚仁事務局長は「地元の若手から新米を寄付してもらえることはとてもありがたい。また、これだけのまとまった量の寄付は少ないので貴重」だと感謝していました。

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この日はフードバンクじょうえつがこの活動をはじめてちょうど1年が経った日でした。団体によりますと、個人や企業からの寄付が次第に増えてきている一方で、食料などの受け取りを希望する世帯も増えているといいます。

フードバンクじょうえつ 近藤尚仁 事務局長
「私たちの活動の認知が広がったこともあるが、食料を受け取りたいと希望する家庭も増えているので、まだまだ必要とする世帯に配布しきれていないと感じている。(今後も)支援の輪が広がっていけば」

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