2021年12月23日 13:30更新
「上越の化石展」が上越市下門前の上越科学館ではじまり、上越地域で見つかった数百万年前のクジラの化石などを見ることができます。
上越地域は1600万年ほど前、海の底だったことから各地でクジラや貝の化石が見つかっています。会場には上越市名立区や牧区、居多ヶ浜、妙高市の平丸などで見つかった大小さまざまな化石が展示されています。
これは板倉区の人が寄贈したクジラの脊椎の化石です。
400万年から800万年前のものとされ、大きさは横幅が40センチ、縦35センチ、高さは30センチあります。
クジラ全体は30メートルほどで、恐竜より大きかっただろうということです。
上越科学館 永井克行館長「大昔、ここに人間が住みつく前まで、人類が誕生したかしないかの頃、ここにナガスクジラの仲間が泳いでいたのが分かる。こんなに大きいクジラの骨が埋まっているわけですから!」
そのほか27年程前、上越市立城北中学校の生徒だった玉井貴さんが、中学1年と2年の時に標本作品展で2年連続で最高賞を受賞した187点も展示されています。
種類は、昆虫や貝、植物まで様々です。標本ラベルには、採取した場所や地層、大昔、どのような環境で生息していたかなどの説明が添えられています。
上越科学館 永井克行館長
「例えば地すべりがあったとき筒の中から(化石が)転がり出てくることもある。河原をちょっと散歩してみると思いがけない発見があるかも。発見したらお声がけください。とんで行きます」
「上越の化石展」は1月30日(日)まで、上越科学館で開かれています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.