2021年11月22日 16:24更新
佐渡市立羽茂小学校で佐渡お魚料理教室が19日開かれ、児童が魚のさばき方を学びました。
この取り組みは、魚をさばく体験がない子供たちにその機会を与え、魚料理に親しみを持ってもらおうと佐渡地域振興局の農林水産振興部と魚食普及の会が協力して昨年度から行なっているものです。今年度は市内の8校で行われています。
この日は羽茂小学校の5年生を対象に行われ、児童19人が参加しました。教室では最初に、講師がさばき方を説明しました。
説明を聞くと早速調理にとりかかり、まずは魚のうろこをペットボトルのキャップを使って剥いでいきます。
次に、背骨に沿って包丁を入れ、三枚おろしにします。
この日のメニューは、両津湾で獲れたイナダを使った団子汁とハンバーグです。おろした身は細かく刻んでいきます。
児童は慣れない作業に手こずりながらも、2人1組で協力して懸命に取り組んでいました。
一方、団子汁の出汁にするため、スプーンを使って皮や骨から魚のアラを取っていきます。
そして具を混ぜ合わせ、みんなで輪になってタネを丸めた後、いよいよフライパンへ。
料理が完成すると、児童たちは嬉しそうに盛り付けました。
児童
「自分たちで作った料理なので一段と美味しいです」
佐渡地域振興局 農林水産振興部の唐木沢 秀之副参事
「スーパーで並ぶまで、このような過程があるんだということをこの取り組みを通して伝えたいです」
この授業を通して、児童たちは魚をさばく難しさを体験しながらも、魚料理に親しみ、命をいただくありがたみを実感していました。
佐渡テレビジョン
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