2021年12月06日 17:19更新
ウインタースポーツ本番を前に、スキー場のゴンドラリフトが緊急停止した想定での救助訓練が6日に妙高杉ノ原スキー場で行われました。
訓練には頸南消防署の署員14人とスキー場のスタッフ17人が参加しました。はじめに、リフトの担当者がゴンドラの構造や救助器具の使い方を説明しました。続いてゴンドラを7メートルほどの高さで停止させ、乗客4人が閉じ込められた想定で救助訓練が行われました。
まず、スキー場のスタッフがロープでゴンドラの屋根にのぼったあと、救助用ベルトなどの機材を引き上げます。続いて、乗客にベルトを装着してもらい、ゴンドラからロープづたいに降りてもらいます。
訓練には消防署員も加わり、ゴンドラ側と地上側で声を掛け合い手順を確認しながら慎重に進めました。
客役で参加した社員は「声をかけてもらいやり方もていねいに言ってもらった安心できた。救助する際は、客にちゃんと声をかけて安心感を与えたい」と話していました。
妙高杉ノ原スキー場のゴンドラリフトは、全長がおよそ3キロあり、8人乗りのゴンドラを最大で95台稼働させることができます。万一停電した時には、予備エンジンで動かすことができます。スキー場によりますと、平成9年の運行開始以来、ゴンドラが緊急停止したことはありません。
髙橋均支配人は「救助訓練から夏の時期の機器の整備をしっかりやっている。安全安心の準備をしている。ぜひお越しください」とPRしていました。
妙高杉ノ原スキー場は10日に安全祈願祭が行われ、25日にオープンの予定です。
頸南消防署管内には、今回の杉ノ原と赤倉観光リゾートスキー場にゴンドラリフトが2か所あります。頸南消防によりますと、救出方法や使用する機材が異なるため毎年交互に訓練を実施し、技術を習得しているということです。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.