2021年12月01日 19:10更新
わたぼうし病児保育室は年々増える利用に対応するため、施設を増築しました。定員はこれまでより10人増えて35人となり、1日(水)から利用が始まりました。
ここは病気で保育園や学校に通えない子どもを預かる、上越市内で唯一の施設です。隣にある塚田こども医院が運営しています。
保護者の共働きなど子育ての環境が大きく変わる中、施設の利用は年々増え、コロナ禍の前2019年度には、年間4000人以上と全国2番目に多い利用がありました。また今年6月には、感染症のRSウイルスが流行し、定員25人の倍近い人数を受け入れるときもありました。
こうした状況を受け、保育室は9月から増築工事をはじめ、3か月間かかって完成しました。広さは26.6平方メートル、10畳の保育室をメインに、これまでの施設と廊下でつながっています。新しい部屋にはトイレや洗面所もあり、感染症の子どもを隔離することができます。
この日は、増築の完成に合わせ、中川市長が視察に訪れました。
中川市長
「私の長男が13歳のときからお世話になっている。こういう施設が上越市内にあることが心強い。若い世代が子育てしやすいように最大限の努力を惜しみなくしたい」
塚田院長
「その日の朝にならないと、どんな子がどんな症状で利用するか分からないので、固定した使い方を決められない。その日その日でどの様な使い方をするか、保育士がフレキシブルに考えている。その1つの大きいコマが出来た」
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