2021年11月16日 19:48更新
妙高市は除雪対策本部を16日開設しました。あわせて市直営の除雪車で作業にあたる臨時職員8人に任命書が交付されました。
妙高市の除雪対策本部は建設課に設けられ、51の業者に道路除排雪を委託します。除雪車は市全体で138台です。このうち4台は市の直営車で、臨時採用の除雪作業員8人が専任で担当します。メンバーの多くが熟練したノウハウを持ち、通常の作業だけでなく、市職員の巡回パトロールで除雪の難しい場所が見つかった場合、例えば、道路の拡幅除雪などにきめ細かく対応します。市によりますとこうした直営の除雪チームを持つ自治体は近隣では飯山市だけということです。
8人に任命書を手渡した入村市長は「一時に集中して降る危険性が今年もある。去年も同じような状況だったことを鑑みて、それぞれの立場で尽力してもらうことは市民の生活基盤を守り抜く大事な仕事」と話し、職員に初動対応の迅速さを改めて求めていました。
今回で作業員25年目となる岡田久之さんは「作業中は街場の見えない物体や人間に気を付けないと。長い間やっているが、人身事故はない。ことしも安全第一でやりたい」と今冬の意気込みを話していました。
なお、妙高市が除雪する市道は今年度、総延長388.62キロ、歩道29.66キロとなっています。あわせて市では、路上にある障害物を音声でオペレーターに警告するなど、GPSを使って道路の状況を知らせるナビシステム搭載の除雪車1台を試験導入します。これは上越市も同じものを導入しています。
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