2021年10月28日 10:24更新
水中スピーカーの技術で知られる上越市のウエタックスが、水中スピーカーを活用したルッコラの水耕栽培システムを開発し、実用化を目指しています。
これは、25日に開かれた上越市の新産業創造支援事業事例発表会で報告されました。
ウエタックスは信州大学の繊維学部と協力して、ルッコラの水耕栽培システムの開発に取組んできました。システムの仕組みは、ルッコラの水槽に水中スピーカーを入れて音波の振動を与えるというものです。
研究では振動を与えないものより、葉と根が早く成長し、特にスピーカーの近くの根の生育が著しかったということです。これにより、通常の水耕栽培より収量が5割増えました。
システムの開発について上越市は、昨年度、ウエタックスに200万円の事業支援をしました。
ウエタックスでは今後、この成果をもとに水耕栽培システムの実用化を進め、地域の飲食店や食品加工会社などに利用して欲しいと話しています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.