2021年10月21日 18:58更新
海洋汚染について学んでいる妙高市立妙高高原北小学校の4年生が21日、直江津の海岸でプラスチックなどのゴミを拾いました。
海岸でゴミを拾ったのは、妙高高原北小学校の4年生12人です。児童は、総合学習でSDGsについて学んでいます。その中で、海に流れ着いたプラスチックのゴミが分解されて、細かいマイクロプラスチックとなり、魚や人間に悪影響を及ぼしていることを知りました。はじめに保護者などを前に、学習した内容を発表しました。
「2050年には海の魚の量よりも海洋プラスチックが多くなる。そうなると魚を食べられなくなる」と発表
丸山 瑛子 教諭
「マイクロプラスチックは、空中を舞ったり、雨・雪といっしょに妙高に降ったりしたときに、大切な森や町が汚染される。子どもたちがそれを知った時に『なんとかしないと』という思いを強くした」
児童はこの後、ゴミを拾いました。海岸には、ペットボトルなどのプラスチック製品のほか、マイクロプラスチックなどが大量に落ちていました。
この日は国道18号線や道の駅あらいでもゴミを拾っていて、その量は、軽トラ1台分、合計110キロになりました。
児童
「マイクロプラスチックは拾うのが大変。0.5ミリしかないから」「ゴミがたくさんあって驚いた。魚を助けたい」
丸山 瑛子 教諭
「『自分たちがゴミを拾っても、世界の環境を変えることができない』という意見が子どもたちから上がった。それでも1人が行動を変えたら、小さな変化でも繰り返し広げたら大きくなる。変えられる未来があると思って、生活してほしい」
ゴミは児童が来週25日に分別することになっています。また海洋汚染問題を訴えるポスターを12月に作り、飲食店やコンビニに配ることにしています。
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