2021年10月10日 17:27更新
上越市寺町2丁目の浄興寺で、手作りの小物販売や音楽を楽しむ恒例のイベントが9日と10日に開かれました。新型コロナの感染者が減少傾向にある中、多くの人でにぎわいました。
このイベントは国の重要文化財になっている浄興寺の境内や本堂をコミュニティの場として活用しようと、有志で作る団体「NEO浄興寺プロジェクト」が年に3回ほど企画しています。今回はことし最初の開催で、上越地域のクラフトやハンドメイド作家などのブースが約60店並びました。
糸魚川市から訪れた女性は「コロナ禍で遠くに行けず、近場でイベントを探していました。ネコのストラップを買いました。活気があり、楽しいですね」と笑顔で話しました。
また主催団体の綿貫英紀さんは「コロナの感染者が減る中、いいタイミングでイベントが開けた。にぎわいがある」と予想以上の人出に驚いていました。
会場には上越市の障がい者福祉施設団体「上越ワーキングネットワーク」の7施設もブースを並べました。このうち上越市高土町にあるさくら工房は、利用者が育てたランタナやユリウス、ガーベラなど7種類の花を販売しました。
施設の利用者は「いっぱい売れてうれしいです」と対面販売を楽しんでいました。さくら工房の次長、髙島京子さんは「半年ぶりの販売会。お客さんとコミュニケーションを取りながら販売できて良かったです」と話していました。
イベント期間中には、本堂で歌手の加藤登紀子さんのミニライブなども行われました。イベントは今月30日(土)、31日(日)にも開かれます。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.