2021年10月03日 09:51更新
佐渡市立高千小学校で1日、災害時を想定した「しおかぜ防災キャンプ」が行われました。
この取り組みは災害時を想定し、学校に宿泊しながら防災に関する様々なことを学ぶプログラムで、おととしから実施されています。
去年は新型コロナウイルスの影響で中止に。2回目の今年は4年生から6年生の児童16人が参加しました。
佐渡市立高千小学校 白澤道夫校長
「小学校のあるこの地区は海に面している場所にあるので、災害を身近に感じなければならない。災害時に正しい判断を持って対応する力が必要だと思っています」
キャンプではまず、牛乳パックや新聞紙を使用し食器を作りました。児童たちはどうしたら食べやすくなるかなどを話し合いながら製作を進めていました。
その後、グループに分かれ夕食作りです。比較的保存がきく野菜や缶詰などを使い、限られた時間で何を作ることができるのか時間配分なども工夫しながら作っていきます。
災害時には手に入りにくい肉などの生鮮食品の代わりに、缶詰のツナを使いツナカレーやツナじゃがを作りました。最後にできあがった料理を自分たちで作った食器に盛り付けます。
ここでも洗い物を減らすために食器にラップを2重にかけていました。
児童はそれぞれ味の感想を言い合いながら、楽しそうに食事をしていました。
佐渡市立高千小学校 大藏武彦教頭
「防災意識を高めてもらうことが狙い。地域と連携して地域全体の防災を高めたいと考えています。またいつものように指示を受けて動くのではなく緊急時は自ら判断し行動しなければならないので今回は子どもたちが工夫して動いてくれていたので嬉しかったです」
この後は非常用トイレの模擬体験やテント設営、翌日には地域合同防災訓練を行ったということです。
佐渡テレビジョン
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