2021年10月04日 10:25更新
順徳上皇が佐渡に配流されて800年の節目となることを受け、3日に記念事業が開催されました。式典の開催前には、実行委員など関係者が真野御陵と真野宮を参拝しました。
順徳上皇は、鎌倉幕府の打倒に協力し1221年に起きた承久の乱で佐渡へ配流となり、帰京が叶わないまま46歳で崩御。佐渡に配流されて今年は800年の節目となります。
真野ふるさと会館で行われた記念式典には、島内外から100人ほどが参加し、順徳上皇の生涯や言い伝えなどについてより理解を深めていました。
会場では、度津神社雅楽会による演奏が披露されると、参加者は雅な古典音楽に聞き入っていました。
また、実行委員長でもある郷土史家の山本修巳さんや、新潟大学人文学部の中本真人准教授による講演では、順徳上皇が詠まれた和歌や著書を中心に佐渡での生活などが解説されました。
そのほか、記念事業の一環として島内外の小学生から一般を対象に佐渡百人一首短歌が募集され、佐渡の四季や順徳上皇について詠まれた優秀作品の表彰が行われました。
式典の最後には、順徳上皇の言い伝えにまつわる稗の粥がふるまわれ、参加者は塩や梅干しで整えられた素朴な味わいを楽しんでいました。
順徳上皇ご遷幸800年記念事業実行委員会の山本修巳 実行委員長は「多くの方に参加して頂けてありがたい。自身の父が真野御陵に勤めていたこともあり大変感慨深い」と話していました。
佐渡テレビジョン
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