2021年09月23日 07:00更新
縄文時代から平安~近世まで、多くの遺跡が重なる上越市の下割遺跡で23日、上越市立諏訪小学校の児童が発掘を体験しました。
発掘を体験したのは諏訪小学校の3年生から6年生の児童です。
下割遺跡は国道253号線上越三和道路の建設工事に伴って、飯田川の左岸などで発掘調査が進められています。
遺跡の全体は東西950メートル、南北750メートルに渡る広大なもので、時代は、縄文時代から古墳時代を経て、平安、中近世まで多くの遺跡が重なっています。
最も深い4メートルの地層からは、縄文時代後期の建物の柱1本が見つかり、集落跡の手がかりではないかとみられています。
児童は、これまでに見つかった土器などを見学した後、実際に現場に入り、竹べらで発掘を体験しました。掘ったのは主に縄文の地層です。
児童(5年生)
「昔がすごく面白い!」
児童(6年生)
「(遺跡)すごい…それを掘れることもすごい」
児童(5年生)
「大変だけど(カケラを)見つけるとおもしろくて楽しい」
児童(6年生)
「採れたときの爽快感。ここを知らない人に宣伝したい」
県調査団 佐藤友子さん
「みんな(遺物)ひとつは見つかったので良かった。こんな所に遺跡があるんだなと、教科書に載っているものが地元にあることを意識して、歴史に興味もってもらいたい」
県の調査団によりますと、一般的な縄文遺跡が丘陵地帯に多い中、高田平野の中央で見つかったことが下割遺跡の特徴だということです。
児童は、今回の体験をまとめて授業で発表するということです。
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